こんにちは。Feelsです。最新ノートPCの性能に驚いています。
この記事では、
- 内蔵グラフィックスって?
- 最新の内蔵グラフィックスについて知りたい!
という声に応えていきます!
内蔵グラフィックスとは?
CPUとGPU
PCの中には「CPU」と呼ばれる、PCの脳ともいえるパーツが必ず入っています。
ですが、実はCPUだけでは画面に情報を映し出す事ができません。
そこで画面が映るように、PCの中には「GPU」と呼ばれる、CPUに似た別のパーツも入っているのです。
GPUの難点
GPUはめちゃくちゃ発熱するので、グラフィックボードというデカい排熱機構が一緒じゃないと使えません。
↓グラフィックボードの例
ですが、こんなものをノートPCに入れたら分厚いし重いので不便です。
消費電力も上がるので、充電器もデカくしないといけないし、値段も高くなって売れなくなるし・・・
というわけで、ノートPCにはGPUを入れるわけにはいかない!となるわけです。
ここで登場「内蔵グラフィックス」
それでもノートPCの画面が映る理由は、CPUに「内蔵グラフィックス」が入っているからなんです。
略さず言うと「CPU内蔵グラフィックス」で、CPUにGPUの機能を詰め込んだ感じになっています。
これでグラフィックボードの力を借りなくても、ノートPCの画面が映るようになったというわけです。
グラボ搭載のノートPCもある
グラフィックボード(略してグラボ)を搭載したノートPCもあります。
値段はそれほど高くないですが、大きい・重い・分厚いモデルしかないので持ち運びには不向きです。
また、バッテリー持続時間が短いということもあり、少なくともビジネスには向きません。
一方、こんな人にはおすすめです。
- 基本は家で使う
- でも、持ち運べるPCが1台は欲しい
- ゲーミングデスクトップを買うつもりはない
この3つが揃っている人、結構いるのではないでしょうか?そんな人には、ゲーミングノートはおすすめの選択肢です。
内蔵グラフィックスの欠点
「低発熱・省スペース・省電力」で最高のように見える内蔵グラフィックスですが、もちろん欠点もあります。
それは「パワーも小さい」こと。内蔵グラフィックスには、本物のGPUの半分以下の性能しかありません。
内蔵グラフィックスだと厳しいこと
- 画像編集(illustratorなど)
- 動画編集
- 3Dゲーム
最近の内蔵グラフィックスである「Intel Iris Plus Graphics」だと、画像編集はストレスなくできるようになりましたが、下2つはまだまだ厳しいです。
Intel iris plusについては下の記事で詳しく解説しているので、合わせてお読みください。
特に3Dゲームは厳しい!
これまでの内蔵グラフィックスは、特に3Dゲームが苦手でした。
ほとんどのゲームでは「解像度・画質」を選べますが、その全てを最低に設定してもまともに動きません。
- Apex Legends(確認済み)
- PUBG(確認済み)
- CS:GO(確認済み)
- ARK: Survival Evolved(絶対無理)
- Fall Guys(多分無理)
ということで、「あれ?PC用意したのにゲームできないぞ?」となってしまうケースも発生します。
最新の「Macbook M1」がスゴい!
2020年11月、そんな内蔵グラフィックスのイメージを覆す商品がAppleから発売されました。
それが「M1チップ」搭載のMacbookです。
Macbookにはグラボがありませんから、代わりにM1チップに内蔵グラフィックスが入っています。
GPU「GTX1050Ti」相当
M1チップの性能はなんと、本物のGPUである「GTX1050Ti」と同等。(参考)
1050Tiは記事執筆時点で5年落ちのGPUですので、「GPUなんてもう要らない!」というレベルでは全くありませんが・・・
これまでの内蔵グラフィックスとは一線を画すほどの高性能です。画像編集・動画編集でのストレスも大きく軽減されるでしょう。
M1チップ登場前は最強だった「Intel Iris Plus Graphics」はGTX650相当でした。
GTX650は9年落ちのグラボなので、そこから4年も進化しています。
対応ゲームは少ないので注意
Macbookのグラフィック性能が上がっても、ゲーマーにとっては別に嬉しくなかったりします。
その理由は、MacOSに対応しているゲームは少ないからです。例えば、Apex LegendsやPUBGは対応していません。
ARK: Survival Evolvedは対応しているなど、ゲームによって対応状況は異なりますので、お気に入りのゲームがMacOSにに対応しているかは是非チェックしましょう。
「Xe Graphics」もスゴい
「Xe Graphics」は、2020年秋から発売されているintel Core第11世代に入ってる内蔵グラフィックスです。
これも、画像編集・動画編集などはもちろん、ある程度3Dゲームができるほどに高性能です。
第11世代Intel Coreであっても、Core i3にはXe Graphicsが入ってないので注意しましょう。
GPU「GTX1050」相当
このブログ調べでは、Xe Graphicsの性能は「GTX1050」相当です。
上に述べたMacbook M1にはワンランク及ばないものの、内蔵グラフィックスとしては驚くほどに高性能です。
Apex Legendsができる!
例えば、最新(?)3Dゲームである「Apex Legends」であっても、解像度や画質を限界まで下げればプレイできます。
ゲームは「勝てば良い」という世界なので、ビジュアルがショボくても耐えられるんですよね。
下の記事では、Xe Graphicsの性能を動画も紹介しつつ詳しく解説しています。ぜひお読みください。
グラボの進化もスゴい
一方、グラボの進化も最近めちゃくちゃスゴいです。
内蔵グラフィックスが性能で追いついてきても、圧倒的に引き離すペースで成長しています。
2年前だったら15万円超の性能が、今なら8万円弱で手に入るという意味のわからない世界になっています。
遠隔でグラボを使えるサービスも
また、ノートPCでもそういう高性能グラボの恩恵を受けられるサービスもあります。
「Geforce NOW」というサービスでは、会社が用意したグラボの処理結果をリアルタイムでPCに送信することで、ノートPCでもゲームができてしまいます。
対応タイトルにはApexやR6Sなどもあり、これらも最低FPSが60以上、平均FPS80以上で動きます!
まとめ
- 内蔵グラフィックスはGPU(グラボ)に負ける
- Macbook M1、Xe GraphicsはGTX1050(Ti)相当
- 画像編集・動画編集はかなり快適、画質によればゲームも可
- Geforce NOWを使うことでもゲーム可
ゲームブログなのでゲームについてばかり語りましたが、Macbook M1とXe Graphicsはビジネス・デザインでもかなり能力を発揮します。
というか、ビジネス・デザインが内蔵グラフィックスの本領で、ノートPCで高負荷なデザインもできるのは大きいです。