このページは、「USB PD以外の急速充電規格(QC 3.0等)に対応している」USB-C充電器を紹介しています。筆者は、製品の故障や発火を含めたいかなる問題の責任を負いかねますので、ご了承ください。
こんにちは、Surfaceを外出先で使いまくっているFeelsです。
Surfaceは軽さとスタイリッシュ感がウリですが、バッテリーの持ちに満足できないという人が多いかと思います。
純正の充電器を持ち歩くとなると、軽さもスタイリッシュ感も半減してしまいますので、USB-Cの充電器がおすすめですよ!
SurfaceをType-Cで充電できる?
最初に、「Type-Cで本当に充電できるのか」という疑問がわくと思います。
せっかくのSurfaceなのに、Type-Cをぶっ刺した瞬間壊れるなんて悲しすぎますから、確認しておきました。
Microsoftが公式に回答している
実は、これにはMicrosoftが公式に回答を発表しています。
USB-C ポートを使って Surface を充電できますか?
はい。通常、USB-C ポートを使って Surface を充電できます。ただし、使う電源アダプターやケーブルによっては USB-C ケーブルによる充電にかなり時間がかかる場合があるため、Surface に付属する充電器を使うことを強くお勧めします。 USB-C を使用して Surface デバイスを充電する電力要件の詳細については、「Surface の充電方法」を参照してください。
USB-C についてよく寄せられる質問より引用、適用対象は Surface Pro X、Surface Book 2、Surface Pro 7)
Microsoftが公式にUSB Type-Cによる充電が可能だと明言していますので、安心できそうです。
しかし、もしType-C充電により不具合・故障が発生しても、自己責任になるでしょう。
「Surface に付属する充電器を使うことを強くお勧めします」と言われちゃってますからね・・・
Type-C充電のメリット

間の黒い箱(ACアダプター)がない
Surface純正の充電器は、プラグ部分は小さい代わりに、ケーブル途中に大きな黒い箱(ACアダプター)がついています。
これが邪魔になることが多く、机の上で充電しながらSurfaceを使うときに、黒い箱が宙に浮いてしまったり。
箱が宙に浮くと充電器へのダメージが大きい上に、箱が膝に当たってうっとうしいです。
Type-C充電では、ACアダプターを間に挟みませんので、このような不具合は一切起きません。
持ち運びやすい
AUKEYの「Omnia」だと、寸法は52×52×30mmと非常にコンパクトです。
USB-Cケーブルを差し込まずに持ち歩けば、バッグをほとんど圧迫せずに済みます。
重量が100g強しかないのも、USB-C充電器のおすすめポイントです。
モバイルバッテリーを使用可能
なんと、60W出力ができるモバイルバッテリーが存在します。
これを使えばどこでもSurface等のPCが充電できる上に、移動中にバッグの中で充電することもできます。
このモバイルバッテリーについてはこの記事の最後のほうで紹介しています。
Type-C充電器を選ぶときの注意

充電器のワット数に注意
充電器を買う前に、「何Wで充電できるか」を確認して購入する必要があります。
このワット数が大きいほうが速く充電することができます。
ワット数が小さすぎると、充電よりも使う電力のほうが大きくなり、充電しながらの使用ができなくなってしまいます。
また、Microsoftが公式にこんなことを書いています。
バッテリーが消耗していて、使用している充電器が 60 ワット以上を使用している場合、Surface を接続するとすぐにオンになります。60 ワット未満を使用する充電器を使用している場合、Surface をオンにする前に 10% まで充電する必要があります。
(Surface を充電する方法より引用、原文に太字強調はなし)
というわけで、60W以上の充電器をおすすめします。
ちなみに、Surface pro 7の純正充電器のワット数は60Wです。実機で確認済みです。
(充電器には65Wと書いてあるものの、うち5WはUSB-A端子)
Surface book 15インチの純正充電器は119.5Wのようです。(Microsoft Storeの情報)
ワット数上限は?
ワット数の上限についてですが、Microsoft Storeに102Wの充電器が売ってあります。
このことから、90Wまでならほぼ確実に大丈夫でしょう。(よく見ると、94.5Wまではセーフのようです)
それでも、「PRESS:SELECT」(このサイト)は純正充電器以外によるSurfaceの充電に一切の責任を負いかねます。ご了承ください。
Type-Cの差込口がないとダメ!
またまたMicrosoft公式の記述を引用します。
低電圧充電器または USB-A 充電器を USB-A-to-USB-C ケーブルで接続すると、デバイスの充電が遅くなるか、”PC が充電されていません” というエラーが発生することがあります。代わりに、推奨される充電器を接続してください。
(Surface を充電する方法より引用)
iphoneに付属している小さい充電器のように、USB-Aの差込口しかない充電器は非推奨です。
「ダメ」とは言われていませんが、エラーの覚悟が要るようでは「ダメ」同然ですよね。
きちんとType-C差込口のある充電器を選びましょう。変換はだめです。
<重要>規格に対応したケーブルを使おう
ワット数の大きい急速充電には、「Power Delivery」(略称PD)等の充電規格が使われています。
規格に合ったケーブルを使用しないと、PCや充電器、ケーブルが壊れたり、発火する可能性が高まります。
このページで紹介している充電器は全てPD対応なので、このケーブルがおすすめです。
おすすめのType-C充電器を紹介
1. AUKEY「Omnia」超小型で65W充電対応
AUKEYの「Omnia」には、「ミックス」と「デュオ」の2種類があります。上にあるリンクは「ミックス」のほうです。
「ミックス」はUSB-CとUSB-Aの組み合わせで、両方を同時に使うと、Cのほうが45W、Aのほうが12Wで充電されます。
「デュオ」はUSB-Cが2つ挿せるようになっていて、同時使用だと45Wと18Wになるようです。
ANKERやRAVPowerの、同じ性能の充電器よりも一回り小さく軽いので、持ち運びに最適です。
※寸法は52×52×30mm
常にバッグに入れておいても邪魔になりにくい点がおすすめポイントです。
2. RAVPOWER「RP-PC133」Type-C優先の電力配分
1番で紹介した「Omnia」とほぼ同等の製品ですが、大きく違う点がひとつあります。
それは、USB-CとUSB-Aを同時に利用したときの電力配分です。
- USB-C出力が45W未満・・・Cに45W、Aに18W
- USB-C出力が45W以上・・・Cに60W、Aに5W
例えばカフェでPCとスマホを同時に充電するとき、PCのほうに電力を割いてほしいですよね。
カフェではおそらくPCを使いながら充電するでしょうし、最悪PCをモバイルバッテリー代わりにすることもできるからです。
スマホからPCを充電することは基本的にはできない(電力不足になる)ので、USB-Cに60Wを分配してくれるのが嬉しい点です。
3. RAVPOWER「RP-PC128JPB」単ポート90W出力
利用しているポートが一つだけの場合は、なんと90Wで充電してくれます。
Surface pro 7の純正充電器は65Wですから、純正を使うよりもさらに速く充電ができます。
ワット数が大きいので、Surface bookも満足に充電できるかと思います。
4. ANKER「PowerPort Atom PD 2」安定のANKER充電器
おすすめする理由は「Ankerだから」です。他のポイントでは、1番~3番で紹介した充電器のほうが勝っています。
5.<おすすめ>RAVPOWER「RP-PB201」60W出力モバイルバッテリー
これまでは充電器を紹介してきましたが、この製品はモバイルバッテリーです。
20,000mAhの容量で、Surface pro 7を約1回半充電できます。
27,027mAh(100Wh)以下なので、飛行機内にも個数制限無しで持ち込めます。
このモバイルバッテリーを持っていれば、カフェのプラグ付きの席を探さなくてもPCを充電できます。
もっと言えば、移動しながらバッグの中で充電することもできますので、一番のおすすめです。
充電器よりも高価ですが、買う価値は十分にあると思います。
さいごにケーブルを再度紹介
上で紹介した充電器・モバイルバッテリーは全てPD対応ですから、ケーブルもPD対応のものを使用しましょう。
規格が合わないと、故障や発火などの危険性が高まります。
おすすめのケーブルはこれです。