こんにちは。このブログを始めてからすっかりSurfaceおたくのFeelsです。
Surface book 3には色々なモデルがありますが、大きな違いはグラフィックボードの性能です。
この記事では、Surface bookに搭載されているグラフィックボードの違いについて解説していきます。
Surface book 3搭載のグラボを整理
Surface book 3には色々なモデルがあります。表に整理してみました。
注意
Microsoft公式サイトでは、15インチのグラフィックスが「1660」「1660Ti」であるという記述が両方見られます。PRESS:SELECTでは、色々な他サイトさんを参考にして、「1660Ti」が正しいと判断しました。
法人向けにはQuadro RTX 3000を搭載したものも
法人向けのSurface book 3には、上の表で紹介していないモデルもあります。
搭載しているのは「Quadro RTX 3000 Max-Q」。1660 Ti Max-Qよりもさらに高性能です。
スペックは「Geforce RTX 2060 Max-Q」とほぼ同等と言われています。(情報元:techinical.city)
Quadroはクリエイター向け
Quadroはゲームを動かすのが苦手な分、クリエイター向けのソフト(動画編集、画像編集、3Dモデル製作など)を動かすのが得意です。
大きな特徴として、Quadroは10億6433万色の再現が可能な点があげられます。
美術系のクリエイターにはとても重宝するでしょう。(Geforceは約1677万色)
一方、取り扱いの規模がGeforceよりも小さく、価格が高めになっています。
Iris Plusは力不足感が否めない
Surface bookの最安モデルに搭載されている「Iris plus」はCPU内蔵グラフィックスです。
Surface pro 7にも搭載されており、内蔵グラフィックスの中ではかなり高性能です。
3D描画が苦手で、まともに動かせない
内蔵グラフィックスは、コンパクトで価格も抑えられる分、性能は低くなっています。
最近の最安グラフィックボード「GTX1050Ti」(15000円くらい)の3分の1くらいの実力しかないのが現状です。
1050Tiですら3Dゲームには向かないので、Iris plusが3D描画が苦手なのは明白です。(実際にApex Legendsなどプレイみましたが酷いものです)
3Dモデルを画面上で動かすのにも手間取ると思われますので、活動が絞られてしまうのは避けられません。
「Iris Plus Graphics」について、詳しくは下の記事へ。
GTX 1650はかなりおすすめ!
Surface book 3 13.5inchの上位モデルには、「GTX 1650 Max-Q」というGPUが搭載されています。
2Dグラフィックだけでなく、3DCGの制作にも十分使える性能を持ち合わせています。
3Dゲームは1080pならいける
わざわざSurface book 3をゲーミング目的で買うことはないと思いますが、筆者の趣味でゲーミング性能の解説もしておきます。
GTX 1650は、1080p/60fpsが出れば良いのであればおすすめです。(ゲームによって設定をいじる必要はありますが・・・)
つまり、Surface book 3でのゲーミングには最適です。
Surface book 3のモニターのリフレッシュレートは60Hzなので、60fpsまでしか表現できないからです。
一方、Surface book 3のモニターの解像度は2000p、つまり4Kです。
GTX 1650は4Kゲーミングには完全に力不足ですので、その点を注意する必要があります。
GTX 1660 Tiはかなりの負荷に耐えてくれる
Surface book 3 15inchには、どのモデルにも「GTX 1660 Ti」というGPUが搭載されています。
かなりの高負荷もこなしてくれる高性能GPUですよ!
実はコスパの高いGPUとして有名
ゲーミングPCの世界でも、GPU選びは重要になってきます。
その中で、「1660Ti」は最もコスパが高く、3D描画もしっかり行ってくれるので人気なんです。
3Dゲームにも強いが・・・
ほとんどの3Dゲームを1080p/120fpsで動かす実力の持ち主です。
でも、Surface book 3のモニターでは60fpsまでしか表現できないのであまり意味はないです。
逆に、GTX 1660 Tiはほとんどの3Dゲームを1440p/60fpsで動かせるので、1440pでのプレイがおすすめです。
4Kまではいきませんが、かなり高画質でゲームをプレイできます!
数字のうしろの「Ti」「Max-Q」って何?
最後に、Geforce製品の数字の後ろにたまに付いている「Ti」や「Max-Q」の意味について解説します。
「Ti」は「ちょっと性能アップ」という意味
「Ti」がついている製品は、「Ti」のない製品よりも性能が高いです。
ですが、数字が大きいほうが性能が高いです。
例) 1650 < 1650 Ti < 1660
ちなみに、「1650 SUPER」など、SUPERとついている製品もあります。これも「ちょっと性能アップ」という意味です。
SUPERはTiの下、無印より上という位置づけです。
Max-Qは「モバイル向けで薄型」という意味
「Max-Q」は、ノートPCなど向けに薄型の設計がされたGPUで、ゲーミング・クリエイター向けノートPCによく搭載されています。
Max-Q無しの製品よりわずかに性能は劣りますが、気にする程度ではありません。
まとめ
- Iris Plusは3D性能に難あり
- GTX1650ならひとまず安心
- GTX1660Tiは3Dゲームにも耐える高性能GPU
- 法人向けSurface book 3にはQuadro RTX 3000 搭載モデルもある