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【全7モデル】Steelseriesのキーボードを全種類比較&解説!

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こんにちは。ガジェットブロガーのFeels(@Feels37)です。

この記事では、

  • Steelseriesってどんな会社なの?
  • Steelseriesのキーボードの特徴は?
  • Apex 3~Apex Proの各モデルについて詳しく知りたい!

という声に応えながら、Steelseriesのキーボードについて解説していきます!

Steelseriesとは?

本社はデンマーク

Steelseriesはデンマークの会社で、高品質なゲーミングギアを製造しておりプロゲーマーにも人気です。

実際にSteelseriesの製品を使用している、あるいは使用していたプロゲーマーには、Stylishnoob、Mako(Vision Strikers)、cNed(Acend)などが挙げられます。

日本にも製品を多く輸出しており、複数階にわたる大きな家電量販店などであれば見かけることもあるでしょう。

製品ジャンル

Steelseriesは、以下のジャンルの製品を製造しています。

Steelseriesの扱っている製品ジャンル
マウス(有線) PRIME、RIVAL、SENSEIシリーズなど
マウス(無線) PRIME、RIVALシリーズなど
マウスパッド 《特に有名》QCK HEAVYは多くのプロゲーマーが試用
キーボード(有線) Apexシリーズ
キーボード(無線) 取り扱いなし
ヘッドセット 《特に有名》Arctisシリーズ
ゲーミングPCパーツ 取り扱いなし

最近かなり盛り上がっている「VALORANT」の競技シーンを始めとして、多くのプロゲーマーが「QCK HEAVY」を使用しています。

キーボードの「Apex Pro」あるいは「Apex Pro TKL」の使用率もまあまあ高く、製品の信頼性の証となっています。

Steelseriesのキーボードの特徴

数字によってグレードが変わる

Steelseriesのキーボードは「Apex」というシリーズのみで、以下のようにグレードが別れています。

Apex 3 8000円程度。メンブレンスイッチで有機ELモニターなし。
Apex 5 15000円程度。メカニカルだが変わった青軸。
有機ELモニターがつくのはこのグレードから。
Apex 7 20000円程度。完全なメカニカル式で、赤青茶軸から選べる。
ここからはUSB2.0パススルーポートが付く。
Apex Pro 25000円程度。特製の光学スイッチ「Omnipoint」を使用。

※価格の目安は、執筆時点のTSUKUMOネットショップの価格を参考にしています。

人気FPSゲーム「Apex Legends」との関係はありません。

有機ELディスプレイがある

(画像引用元:https://jp.steelseries.com/gaming-keyboards/apex-5)

Apex 5・7・Proには有機ELディスプレイが付いており、Discordの通知やCS:GOの所持金などを確認できます。

他にも、CPU、GPU、温度、RAMなどを表示できたり、現在流している音楽のタイトル、プロファイルの表示ができます。

自分で好きな画像を用意して取り込むこともでき、GIFアニメも表示できます。(10FPSでの再生となります)

大きめのリストレストが付属する

Apex 3 TKL以外では、マグネットリストレストが付属します。感触が良くて使いやすく、嬉しい付属品です。

サイズも大きく、縦幅はキーボードの70%ほどあります。手首をしっかり乗せることができます。

ただ、リストレスト自体はかなり固めです。柔らかいのが好みの方には、以下のリストレストがおすすめです。

ケーブルを気に入らない人がいるかも

Steelseriesのキーボードは、現状すべて有線モデルで、全モデルでケーブルの取り外しができません。

Apex 7とProにはUSB2.0パススルーポートが付いているのですが、その影響でケーブルが太くなってしまっており、取り回しは悪いです。

また、最上位のApex Proであってもケーブルはビニール製で、編組ケーブルではありません。ご注意ください。

低価格帯(1万円以下)モデル

Apex 3

サイズ フルサイズ 配列 JP/US 方式 メンブレン
軸メーカー
ケーブル 取り外し不可 メディアキー 1キー+ダイヤル
角度調整 2段階 メモリ なし?
備考 IP32耐水防塵
マグネットリストレストが付属(Apex 5のみ互換性あり)

Steelseriesキーボードのエントリーモデルです。IP32の耐水防塵性能を持ち、安心して使用できます。

1万円を下回りながらも、クリック可能なダイヤルやミュートキーがあり、簡単に音量等の調節ができます。

もちろん、Apex 5以上と比べると劣る部分も存在します。メカニカル式ではなく、ボディは樹脂製で、右上のディスプレイもありません。

Apex 3 TKL

サイズ フルサイズ 配列 JP/US 方式 メンブレン
軸メーカー
ケーブル 取り外し不可 メディアキー 1キー+ダイヤル
角度調整 2段階 メモリ なし?
備考 IP32耐水防塵

Apex 3のテンキーレス版です。2021年10月12日に発表された新製品で、執筆時点では未発売です。

マグネットリストレストが付いていない分、Apex 3より安くなっているようです。

中価格帯(2万円以下)モデル

Apex 5

サイズ フルサイズ 配列 JP/US 方式 特殊軸
ハイブリッドメカニカル青軸 軸メーカー Steelseries
ケーブル 取り外し不可 メディアキー 1キー+ダイヤル
角度調整 2段階 メモリ なし?
備考 スイッチにはスプリングが使われており、メンブレンとは一線を画す
マグネットリストレストが付属(Apex 3のみ互換性あり)

Apex 3の上位モデルで、ボディは高耐久アルミニウム製になり、有機ELディスプレイも付いています。

特殊な軸が使われており、メカニカルとメンブレンのハイブリッド軸となっています。「メカニカルの感触を半分のコストで実現」と謳っています。(参考)

ゴムの力でなく、スプリングで押されたキーを戻すため、メカニカルにかなり近いです。しかし青軸しか選べず、音が気になる方にはおすすめできません。

また、現状「Apex 5 TKL」は存在しません。

Apex 7

サイズ フルサイズ 配列 JP/US 方式 メカニカル
赤軸・茶軸・青軸 軸メーカー Steelseries
ケーブル 取り外し不可 メディアキー 1キー+ダイヤル
角度調整 2段階 メモリ 5プロファイル
備考 USB2.0パススルーポートあり
マグネットリストレストが付属(Apex Proのみ互換性あり)

Apex 7には明確な妥協点がなく、Steelseriesキーボードの標準モデルと言えるでしょう。

Apex 5と比べると、軸が選べるようになっていて、オンボードメモリ(?)やパススルーポートが追加されています。

最上位モデルのApex Proとの大きな違いは、Omnipointという光学式スイッチが使われているかどうかです。光学式に魅力を感じないなら、Apex 7がベストです。

Apex 7 TKL

サイズ テンキーレス 配列 JP/US 方式 メカニカル
赤軸・茶軸・青軸 軸メーカー Steelseries
ケーブル 取り外し不可 メディアキー 1キー+ダイヤル
角度調整 2段階 メモリ 5プロファイル
備考 USB2.0パススルーポートあり
マグネットリストレストが付属(テンキーレスサイズ)

Apex 7のテンキーレスバージョンです。フルサイズ版と大差はありません。

付属のマグネットリストレストは、テンキーレスサイズになっています。

高価格帯(2万円以上)モデル

Apex PRO

サイズ フルサイズ 配列 JP/US 方式 光学
Omnipoint(リニア) 軸メーカー Steelseries
ケーブル 取り外し不可 メディアキー 1キー+ダイヤル
角度調整 2段階 メモリ 5プロファイル
備考 USB2.0パススルーポートあり
マグネットリストレストが付属(Apex 7のみ互換性あり)

Steelseriesキーボードの最上位モデルです。基本的にはApex 7と同じですが、キースイッチが特別です。

Omnipointという光学式スイッチが使われており、構造上チャタリングの心配がなく、遅延が8分の1になっています。

さらに、Omnipointはキー単位で作動点(アクチュエーションポイント)を調整可能です。

Cherry MX 赤軸 作動点2.0mm
Cherry MX 銀軸 作動点1.2mm
Omnipoint 作動点0.4~3.6mm(可変)

銀軸よりも大幅に作動点を浅くすることもでき、「WASDキーのみ0.4mm、あとは2.0mm」といった運用も可能です。

光学式スイッチについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

Apex PRO TKL

サイズ テンキーレス 配列 JP/US 方式 光学
Omnipoint 軸メーカー Steelseries
ケーブル 取り外し不可 メディアキー 1キー+ダイヤル
角度調整 2段階 メモリ 5プロファイル
備考 USB2.0パススルーポートあり
マグネットリストレストが付属(テンキーレスサイズ)

Apex Proのテンキーレス版です。フルサイズ版と大きな違いはありません。

まとめ

  • Steelseriesはデンマークの会社で、マウスパッドが特に有名
  • キーボードは有機ELディスプレイがあるのが特徴
  • ケーブルを気に入らない人が多そう
  • スタンダードモデルは「Apex 7」「Apex 7 TKL」
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