グラフィックボード

ゲーミングノートのグラボはデスクトップ用と違う!検証サイトで検証

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※これは検証サイトの検証結果をまとめた記事です。実際にグラフィックボードを使って実測したわけではありません。

こんにちは。Feelsです。家電量販店のゲーミングコーナーを眺めるのが最近の趣味です。

それはさておき、ゲーミングノートに入っているグラフィックボードは、デスクトップ用とは違うってご存知でしたか?

この記事では、

  • ゲーミングノート用のグラボ性能が気になる
  • ノート用とデスクトップ用の違いを一気に確認したい

という人向けに、technical.cityで調べた結果を並べてあります。

GTX 1650 vs GTX 1650 モバイル

APEXのFPS

GTX 1650 GTX 1650 モバイル
low/720p 120-130 144
medium/1080p 65-70 82
high/1080p 55-60 68
ultra/1080p 50-55 67
QHD/1440p 35-40 48
4K/2160p 18-20 26

PUBGのFPS

GTX 1650 GTX 1650 モバイル
low/720p 110-120 100-110
medium/1080p 60-65 50-55
high/1080p 55-60 45-50
ultra/1080p 35-40 46
4K/2160p 35-40 45-50

性能差は互角。1080pは厳しいか

APEXのテストではモバイル版のほうが結果が良く、PUBGではデスクトップ版のほうに軍配が上がりました。

どちらも720pならFPS3ケタが出るのでプレイ自体はできそうですが、1080pだと60FPSが出ず、プレイに大きな支障が出るでしょう。

ゲーミングノートのほぼ全部でフルHD(1080p)ディスプレイが搭載されているので、その画質でゲームができないのは辛いですね。

GTX 1650 Ti vs GTX 1650 Ti Max-Q

APEXのFPS

GTX 1650 Ti GTX 1650 Ti Max-Q
low/720p 120-130 144
medium/1080p 65-70 86
high/1080p 50-55 69
ultra/1080p 50-55 63
QHD/1440p 35-40 24-27
4K/2160p 18-20 12-14

PUBGのFPS

GTX 1650 Ti GTX 1650 Ti Max-Q
low/720p 100-110 85-90
medium/1080p 60-65 35-40
high/1080p 50-55 30-35
ultra/1080p 35-40 24-27
4K/2160p 35-40 24-27

Max-Qは名前に似合わず弱い

NVIDIAの「Max-Q」は、薄さと静音性に重きを置いて作られたシリーズなので、無印のモバイル版よりもパフォーマンスが劣ります。

GTX 1650 Ti Max-Qも、ゲームによっては720pでしか60FPSが出せないこともありますから、やはりちょっと寂しいですね。

GTX 1660 Ti vs GTX 1660 Ti モバイル

APEXのFPS

GTX 1660 Ti GTX 1660 Ti モバイル
low/720p 140-150 130-140
medium/1080p 110-120 120
high/1080p 100-105 102
ultra/1080p 95-100 99
QHD/1440p 65-70 72
4K/2160p 30-35 41

PUBGのFPS

GTX 1660 Ti GTX 1660 Ti モバイル
low/720p 130-140 120-130
medium/1080p 110-120 85-90
high/1080p 100-110 75-80
ultra/1080p 75-80 79
4K/2160p 50-55 50-55

モバイル版でも1080pで60FPSが出せるモデル

GTX 1660 Tiのモバイル版は、APEXとPUBGの両方、しかも全てのクオリティで1080p/60FPSが出せるようです。

新大学生など、PCを何台も買うつもりはないけど、PCゲームがやりたいという人にとっては十分すぎるほどの性能です。

GTX 1660 vs GTX 1660 Ti Max-Q

APEXのFPS

GTX 1660 GTX 1660 Ti Max-Q
low/720p 140-150 144
medium/1080p 100-110 105
high/1080p 85-90 90
ultra/1080p 85-90 89
QHD/1440p 55-60 40-45
4K/2160p 27-30 21-24

PUBGのFPS

GTX 1660 GTX 1660 Ti Max-Q
low/720p 130-140 120-130
medium/1080p 100-110 70-75
high/1080p 90-95 60-65
ultra/1080p 65-70 45-50
4K/2160p 50-55 45-50

Max-Qでもしっかり1080pが出せる

1650のMax-Qは、最近のゲームをするには物足りない性能でしたが、1660のMax-Qはそんなことはありません。APEXはultra/1080pでも高FPSが出ます。

PUBGなど特に重いゲームだと、映像品質を下げないと60FPSを割ってしまいますので、そこは注意。

最低画質を「COMPETITIVE(競争力のある)」というゲーマーもいますので、最低画質でプレイするのはプロに認められた選択肢であるとも言えます(?)

RTX 2060 vs RTX 2060 モバイル

APEXのFPS

RTX 2060 RTX 2060 モバイル
low/720p 150-160 144
medium/1080p 130-140 130
high/1080p 110-120 111
ultra/1080p 110-120 111
QHD/1440p 80-85 80
4K/2160p 40-45 27-30

PUBGのFPS

RTX 2060 RTX 2060 モバイル
low/720p 140-150 130-140
medium/1080p 130-140 132
high/1080p 120-130 132
ultra/1080p 95-100 112
4K/2160p 50-55 38

さすが2000番台!モバイルでも120FPSを期待

2000番台は、たとえ最下位モデルの2060であっても1080p/120FPSを出す実力を持っていますが、モバイルでもそれは健在です。

ゲーミングノートの多くにリフレッシュレート120Hzのディスプレイが搭載されているのですが、これを活かすにはやはり2000番台のグラボが必要ですね。

RTX 2070 vs RTX 2070 モバイル

APEXのFPS

RTX 2070 RTX 2070 モバイル
low/720p 144 140-150
medium/1080p 144 143
high/1080p 144 131
ultra/1080p 144 129
QHD/1440p 130 88
4K/2160p 76 45

PUBGのFPS

RTX 2070 RTX 2070 モバイル
low/720p 260 130-140
medium/1080p 211 139
high/1080p 202 139
ultra/1080p 147 130
4K/2160p 61 46

120FPSを安定して出す、モバイル版RTXの到達点

1080pでのFPSはどれも130近く出ており、リフレッシュレート120Hzのディスプレイを最大限に活かせます。

逆に、これ以上の性能を持つグラボをゲーミングノートに積んでも、4Kモニターが無いと効果を発揮できません。(4Kのゲーミングノートなんてあるのかな?)

そういう意味で、2070モバイルは「1080p時代のモバイル版RTXの到達点」と言えるでしょう。

まとめ(購入のポイント)

  • GTX 1650搭載のモデルはちょっと力不足
  • 「Max-Q」は薄くて静かだけどパフォーマンスは劣る
  • GTX 1660 Ti以上ならモバイルでも十分
  • 120FPSで楽しみたいならRTX2000番台を選ぼう

11万円程度の比較的安いゲーミングノートにはよくGTX 1650が搭載されていますが、性能が微妙なので避けたほうが良いです。

逆に、1660 Ti以上は安全圏と言えると思います。60FPSがしっかり出れば、満足にゲームを楽しめますからね。

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