こんにちは。ガジェットブロガーのFeels(@Feels37)です。
この記事では、
- 大学生にゲーミングノートPCはおすすめできる?
- ゲーミングノートPCの選び方やおすすめ機種を解説してほしい!
- 入学祝いでノートPCを買ってもらえるけど、ゲーミングノートPCにしようか悩んでる・・・
という人向けに、ゲーミングノートPCについて解説していきます!
ゲーミングノートPCのデメリットを理解しよう

持ち運びしにくい
大学生にゲーミングノートPCをおすすめできない主な理由は、
- 最低でも2kg近くあり、重すぎる
- 大きすぎて(B4用紙くらいかそれ以上)、バッグに入りにくい
- 厚さが2cm以上あり、バッグに入ってもかなりスペースをとる
この3つです。
大学生は毎日ノートPCを持ち運ぶため、大きく、重く、分厚いゲーミングノートPCはおすすめできません。
実際の大学生も、A4サイズくらいの大きさで、1.0~1.2kgのノートPCを使っている人がほとんどです。
大学生におすすめのノートPCのサイズ・重量まとめ | ||
機種 | サイズ | 重量 |
Surface Laptop 4 | 308 x 223 x 14.5 mm | 約 1.29 kg |
X4-R5-L | 320.2 × 214.5 × 17.5mm | 約 1.20 kg |
DAIV 4P | 308.8 × 213 × 16.4mm | 約 985 g |
Macbook Air | 304.1 x 212.4 x (0.41~1.61)mm | 約 1.29 kg |
このようなPCが主流の中で、ゲーミングノートPCだと「359×254×21.7mm、1.86Kg」でかなり小型・軽量です。
というわけで、大学に毎日持ち運ぶことを考えると、ゲーミングノートPCはおすすめできません。
ゲーミングノートは「大きい・重い・分厚い」ので、毎日持ち運ぶのはかなりの苦痛になるぞ!
バッテリー駆動時間が短い

ゲーミングノートは非常に高性能なので、その分消費電力が大きいです。
そのため、バッテリー駆動時間が普通のノートPCよりもかなり短く、講義中に電池切れになるリスクが高いです。
それ以外にも、例えば友達の家やカフェで課題をやっていて電池切れになったら、それ以上の作業ができなくなってしまいます。
充電には非常に大きい電力を必要とするため、普通のノートPCに付属する充電器はほとんど使えません。
ですから、友達に充電器を借りるのもほぼ無謀となります。かといって自分で充電器を持ち歩くと、さらに荷物がかさみます。
消費電力が大きいので、ゲーミングノートは基本的にUSB-C充電に対応しておらず、モバイルバッテリーも使えないことにも注意しましょう。
- ゲーミングノートはバッテリー持ちが悪い
- 友達に助けを求めてもほぼ無駄
- モバイルバッテリーで電力補給も出来ない
大学生にゲーミングノートはおすすめ?
基本的にはおすすめできない

大学生活でノートPCを毎日持ち運ぶことを考えると、ゲーミングノートはおすすめできません。
上で書いた通り、「大きい・重い・分厚い、さらにバッテリー駆動時間も短い」というのが主な理由です。
一応、この3つのデメリットを克服した「ROG Flow X13 GV301QE」(後で紹介)がありますが、価格が高く手が出ない方も多いでしょう。
大学用のノートPCは軽くて13インチ程度のものを買い、後々デスクトップのゲーミングPCを買うというのがやっぱり王道ですし、おすすめです。
映像・3DCG・設計用途であっても△
「映像・3DCG・設計をやりたいから、ゲーミングノートにしようか悩んでいる・・・」という場合もあると思います。
その場合も、基本的にはゲーミングノートはおすすめできません。そのような高負荷作業用PCは別に用意するべきです。
ただし、どうしてもPC2台を買う予算が無い場合は、ゲーミングノートで妥協して、重量などを我慢しながら作品制作を行うのも悪くないでしょう。
「入学祝い」なら選択の余地あり

ただし、入学祝いとしてノートPCを買ってもらえる場合は、話が変わってきます。
後ろでも解説しますが、普通のPCが5~12万円なのに対し、ゲーミングノートは15万円以上します。
入学祝いの予算が15万円以上あるなら、ゲーミングノートを買ってもらうほうが最終的にはお得になります。
ゲーミングノートPCの選び方
基本的には、大学生にはゲーミングノートはおすすめできません。
「それでもゲーミングノートが欲しい!」という人に向けて、ゲーミングノートの選び方を解説していきます。
グラフィックが「RTX 2060(Mobile)」以上

ゲーミングノートを選ぶ際、「グラフィック」「グラフィックボード」「グラボ」「GPU」というところに注目してください。
そこが「RTX 2060(Mobile)」と一緒かそれ以上なら、ほとんどの3Dゲームを難なく動かすことができます。
「RTX 2060(Mobile)」以上の性能を持つGPUは以下の通りです。
- 「RTX」が付いているもののうち、「RTX 3050 Laptop」以外全て
- GTX 1070
- GTX 1080
逆に、「RTX 2060(Mobile)」以下の性能のGPUはこんな感じです。
- 「GTX」が付いているもののうち、「GTX 1070」「GTX 1080」以外全て
- 「MX」が付いているもの全て
※「GTX 1650」「GTX 1660」等は数字が大きいですが、1070よりも性能は低いので注意
画面のリフレッシュレートが120Hz以上
グラフィックの他に、画面のリフレッシュレートにも注目しましょう。
大体のゲーミングノートPCのリフレッシュレートは120Hzですが、非常に重要なので一応確認。
これは「映像をどれだけ滑らかに見せられるか」を表す数値で、
- FPSゲームのエイム精度
- 音ゲーの目押しや譜面認識
などに大きく関わってきます。
PC勢の多くが120Hz以上のモニターを使っているため、こちらのリフレッシュレートが低いとそれだけで不利になります。
また、予算に余裕があるなら、144Hzや165Hzのものを買うと良いでしょう。
大学生におすすめのゲーミングノートPCはコレ!
ROG Flow X13 GV301QE-R9R3050T120
CPU | Ryzen 9 5900HS |
---|---|
Office | 不明(おそらくなし) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
ディスプレイ | 13.4型 1920×1080 |
グラフィック | Geforce RTX 3050 Ti Laptop |
バッテリー | 最大約13.2時間動作 |
重量 | 約 1.35kg |
価格 | 193,996円(Amazon、2022/04/13) |
おすすめ度 | |
大学生(文系) | |
大学生(理系) | |
資料作成 | |
動画編集 | |
ゲーマー 3Dクリエイター |
※オーバースペック(宝の持ち腐れ)の場合、星の数は少なくしています
ゲーミングノートが持つ「大きい・分厚い・重い」を全てクリアしたゲーミングノートPCです。
- A4程度の大きさ→Macbook Airとほぼ同じサイズ
- 分厚さ1.58cm→Surface Laptop 4とほぼ同じ
- 重量もMacbook Airと約60g差
「大きい・分厚い・重い」を全てクリアしているゲーミングノートはこれ以外にありません。
さらに、60WまでならUSB-C給電が可能なので、USB-C充電器やモバイルバッテリーを使えます。
講義中に電池が切れそうになっても、PowerCore III 19200 60WやRP-PB201などを使って電力補給ができます。

▲Surface Pro 7という別のPCだが、これと同様にモバイルバッテリーでの充電が可能
その上、タブレットモードやテントモードなどといった、最新のノートPCらしい便利な機能もしっかり備えています。
画面のリフレッシュレートも120Hzなので、デスクトップPCユーザー相手でもFPSで撃ち負けにくいのもポイントです。
ゲーミングノートPCとしての性能をしっかりと持ちながら、持ち運びやバッテリーの問題を解決した、画期的なノートパソコンです。
PCを買ってもらえる場合の作戦
ここからは、多くの大学生がノートPCを買う上で考えなければならない、
両親やその他の親族にPCを”1台であれば”買ってもらえる
という状況に寄り添って、ゲーミングノートPCがいいのか、普通のノートPCが良いのかを解説していきます。
以下、ノートPCを買い与える立場の方を「ご両親」に統一します。ご両親以外がその立場になる場合、適宜お読み替えください。
1: 「ROG Flow X13」を買ってもらう
ご両親の予算が無制限なら、最もおすすめの選択肢は「ROG Flow X13 GV301QE」を買うことです。
このPCの詳細な性能はこちらをクリックすると見れますが、このPCはとにかく、
- Macbook Airのように持ち運びやすい
- ゲーミングノートPC特有のバッテリー問題も解決している
- なのに、十分なゲーミング性能を持っている
のがウリで、大学生がApex Legends等のゲームをするにはピッタリのノートPCです。
これを手に入れれば、「後で自分でバイトを頑張って、ゲーミングデスクトップPCを買わなきゃ・・・」ということもなく、ゲームが楽しめます。
2: 普通のPCを買ってもらい、後々デスクトップPCを買う

ご両親の予算が無制限であっても、メインPCは普通のPCがおすすめです。
上で紹介した「ROG Flow X13 GV301QE」が例外なのであって、基本的には
「Apex Legendsなど、高負荷なPCゲームは家でやる」
というのが基本的なスタンスとなります。
かといって、ノートPCは大学生活において必須なので、「ノートPC要らないからデスクトップ欲しい」と言うのは非常に危険です。
普通のPCなら、Surface Laptop 4やPro 8、あるいはDAIV 4P(めちゃくちゃ軽い)や、Macbook Airなどがおすすめです。
いずれも持ち運びやすさやバッテリー効率が良く、Type-C充電もできます。
大学生活を快適に過ごすなら、これらのPCを準備しておくと良いでしょう。
デスクトップのゲーミングPCを買うなら、他よりも圧倒的に安い「FRONTIER」がオススメです。
以下の記事で、FRONTIERのゲーミングPCの価格を常に追っています。ぜひご覧ください!
3: ゲーミングノートを買ってもらい、後々普通のPCを用意する

入学時のお祝いにはゲーミングノートを選び、持ち運びが嫌になってきたら普通のノートPCを用意する作戦です。
この作戦のメリットは、後に買うPCの性能を妥協できる点にあります。
前提として、普通のノートPCは5~12万円で使い勝手の良いものが買えます。
しかし、ゲーミングPCは最低でも13~15万円出さないとまともな性能のものが手に入りません。
ですから、「15万円のゲーミングノートを買ってもらう。普通のノートPCは自腹だけど、5~12万円なのでダメージは少ない」というロジックが成り立つのです。
後々デスクトップPCを買うにしても、モニター込で15万円位はかかりますから、それなら新入生のタイミングでゲーミングノートを買ってもらうのもアリ、というわけです。
大学生向けのノートPCは、以下の記事でまとめています。
CPU・GPU等の性能に精通した筆者が、持ち運びやすさなども踏まえて厳選しています!
4: ゲーミングノートを買ってもらい、後々iPadを用意する

後々持ち運び用のPCを買う際、代わりにiPadを購入するという作戦です。
ゲーミングノートは滅多に家から出さず、ほぼデスクトップPCのような感じにして、外にはiPadを持っていきます。
iPadにも色々種類がありますが、いずれも非常に軽く(500g程度)、バッテリー持ちが良いのが魅力です。
他にも・・・
- レジュメを印刷して持ち運ばなくてもOK
- 教科書をスキャンすれば教科書も持ち運ばなくてOK
- Apple Pencilやそれに準ずるものがあれば、ノートも持たなくてOK
- 内カメラが付いているので、それでオンライン授業・会議に出れる
などのメリットがあり、持ち運び用PCの機能をほぼ全て網羅しています。
ノートPCよりも安く手に入るので、自腹を切るならiPadを買うのもアリというわけです。
まとめ
- 基本的には、大学生にゲーミングノートPCはおすすめできない
- 買うなら、RTX 2060以上かつリフレッシュレート120Hz以上のものを
- 「ROG Flow X13 GV301QE」は唯一おすすめできるゲーミングノートPC