こんにちは。ガジェットブロガーのFeels(@Feels37)です。
この記事では、
- PS5が値上がりしたけど、ゲーミングPCに乗り換えようか迷っている
- ゲーミングPCを買うメリット・デメリットは?
という声に応えながら、ゲーミングPCについてPS5と比較しながら解説していきます!
SONYがPS5の値上げを発表
8月25日、SONYが公式にPS5の値上げを発表しました。(参考)
通常版が5500円値上がりして6万478円になり、「デジタル・エディション」(廉価版)も5500円アップで4万9478円になるそうです。
それを受け、「ただでさえ買えないのに、さらに値上げされるなら、ゲーミングPCを買っちゃおうかな」という声があがっています。
ここからは、本当にPS5をやめてゲーミングPCにすべきなのか?という疑問について解説していきます!
【PS5と比較】ゲーミングPCのメリット
1. (お金をかければ)圧倒的に高性能
ゲーミングPCには「グラフィックボード」というパーツが入っており、これがゲーミングPCの性能のだいたいを決めてしまいます。
そのグラフィックボードの性能を比較したグラフがこちらです。
- RTX3080・・・25万円くらいのPCに搭載。単品は約9.5万円~
- RTX3060・・・15万円くらいのPCに搭載。単品は約4.6万円~
- RTX2060・・・PS5に搭載のものと同等。
- GTX1650・・・10万円くらいのPCに搭載。単品は約2.4万円~
ゲーミングPCはかなり高い買い物にはなりますが、その分機体の性能も高いのが特徴です。
性能が高いので、爆発シーン等でもカクつきにくい、将来登場するゲームもスムーズに遊べるなどのメリットがあります。
ゲーミングPCは高いが、その分性能も高い。
良いグラフィックボードを用意すれば、もっと高性能になる(お金はかかる)。
2. 外観も種類豊富
PS5の外観もかなりカッコ良いですが、ゲーミングPCの場合は色々なケースがあるため、自分の好みによって選べます。
既製品(BTO)であれば、「ガレリア」のケース(参考)が結構良かったり…
FRONTIERがエヴァンゲリオンのケースを使ったゲーミングPC(参考)を販売していたり…
TSUKUMOの「G-GEAR Powered by Crucial」のケースも、中が透けてメモリが光ったりするので良かったり…
また、PCを自作するのであれば、こんな感じの小さくてかわいいケースとか…(筆者のPCケースもこれです)
こんな感じの美しいケースとか…(ブラックもあります)
ケースはとにかく種類が豊富なので、自分の気に入ったものを探すだけでも楽しいですよ!
PS5のケースもスタイリッシュでカッコいいけど、ゲーミングPCの場合はケースの選択肢が豊富!
3. ゲームの種類が多く、有名タイトルも多い
最近では(実況者やYoutuber、Vtuberの活躍もあって?)PCゲームに有名タイトルが多いです。
しかも、SwitchやPS4からPCに移植されたり、PCとSwitchで同時展開されたりするゲームも多く、PCで遊べるゲームはかなり多いです。
例えば、以下のゲームは全てPCで遊べます。
- Minecraft
- Apex Legends
- VALORANT (PCのみ。PS4等ではプレイ不可)
- FINAL FANTASY XIV
- MONSTER HUNTER RISE
- ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ
- 初音ミク Project DIVA MEGA39’s+
最後に紹介した初音ミクのゲームは、PS4・Switchのゲームだったのが後にPC移植されたものです。このように、後になってPCで遊べるようになるゲームもあります!
Youtubeなどで有名なマイクラ、APEX、VALOなどはPCゲーム。
最近では、同時展開や移植などで、色々な人気ゲームがどんどんPCで遊べるように!
4. eスポーツが盛ん
せっかくゲームするなら、eスポーツで盛り上がってみませんか?
eスポーツ選手を目指すのは大変ですが、同じゲームをプレイしてみることで、そのゲームへの理解が深まり、観戦が楽しくなるのでおすすめです。
実は、eスポーツとしてのプレイが盛んなゲームは、ほとんどがPCゲームなんです。
下の画像は、各ゲームのeスポーツへの影響度ランキングTOP15です。(出典)
上位のLeague of legends、CS:GO、VALORANTはいずれもPCでしか遊べず、他のゲームも競技シーンではPCで遊ばれることがほとんどです。
自分がeスポーツ選手として活躍するつもりでなくても、「eスポーツの試合にちょっと興味あるかも…」という人には、ゲーミングPCがおすすめです。
5. PCとしても使える
忘れがちですが、ゲーミングPCは普通のPCとしても使えます。
大学生であれば、大画面で学校の課題ができたり、社会人であれば大画面でビデオ会議に参加できたりと、何かと便利です。
また、ゲーミングPCは高性能なグラフィックボードを搭載しているので、こんなこともできちゃいます!
- 動画編集
- 3Dモデリング
- 大規模なプログラミング
クリエイティブな趣味が欲しいなー…と思ったときにもゲーミングPCが力を発揮してくれます。
6. “次世代機”が無いのでずっと使える
Playstation→PS2→PS3→PS4→PS5と、その都度買い替えないといけなくなるのは面倒で、お金もかかります。
一方、ゲーミングPCはそのような”世代”の概念がなく、パーツが壊れたり、深刻な性能不足に陥らなければずっと使えます。
パーツが壊れてもそこだけ買い換えれば良いのも魅力です。
【PS5と比較】ゲーミングPCのデメリット
1. 高い。機体だけで2~4倍
PS5と比べて圧倒的に高いです。
PS5(値上げ後) | 60,478円 |
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ゲーミングPC | 約140,000円(性能ギリギリ) 約210,000円(性能中くらい) 約310,000円(高性能) |
※上から順にi3-12100/1660S/16GB、i7-12700/3060/16GB、i7-12700KF/3080/32GBのG-GEARのモデルを価格の参考にしています
遊べるゲームが多かったり、導入できるMODなどでも自由度が非常に高い反面、価格も高いのが一番大きなデメリットです。
また、ゲーミングPCを自作しても、ほとんどコスト削減にはならず、1割くらい安くおさえられるかどうか…という感じです。
むしろ、自作するとなれば各パーツ(特にケース!)にこだわってしまうので、逆に高くついてしまうことも。
2. 周辺機器も結構高い
基本的に、ゲーミングPCにモニターは付属しません。
マウスも、キーボードも、モニターもヘッドセットも何も付属しません。
さらに、無線マウスや多ボタンマウス、メカニカルキーボードや高リフレッシュモニターなど、こだわれる余地がたくさんあります。
プロ使用率が極めて高い無線マウスの「PRO X SUPERLIGHT」や…
便利な機能を揃えて反応速度も速く、プロ使用率もまあまあある「K70」や…
傾斜や高さの変更が自在で、リフレッシュレートが144Hzの「VG259Q」など…
テレビはゲームには(実は)向いていないので、モニターは購入推奨です。
3. 大きいのでスペースが必要
ゲーミングPCには、主流のサイズが3種類あります。(Mini-ITX, Micro-ATX, ATX)
TSUKUMOのG-GEARというブランドが、3種類のサイズを全部販売していますので、それらを比較してみましょう。
PS5 | 104(W)x260(D)x390(H)mm |
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G-GEAR mini | 183(W)x390(D)x300(H)mm |
G-GEAR aim | 210(W)x415(D)x400(H)mm |
G-GEAR | 190(W)x475(D)x435(H)mm |
「奥に長い」といえばわかりやすいでしょうか。どこに置くにしてもかなりの奥行きが必要なため、注意が必要です。
おすすめは、「G-GEAR mini」など、Mini-ITXケースを使用したPCです。筆者がゲーミングPCを自作するときに使った「NR200」というケースもMini-ITXです。
ゲーミングPCは大きいのが難点だが、Mini-ITXのケースを使用したPCを選ぶことで解消できる。
4. 値動きがPS5に比べて激しい
ゲーミングPCは、毎週のように価格が変動しているため、「安く買えた!」という場合と「高騰時に買っちゃった…」という場合が発生します。
当サイトには、ゲーミングPCとグラフィックボードの価格を独自調査し、毎週掲示している「価格チェッカー」の記事があります。
(大体)毎週金曜日更新なので、ぜひチェックしてくださいね!
ゲーミングPCを手に入れる方法は?
PCショップで「BTO」を買う
ゲーミングPCは通販で購入される場合がほとんどで、以下の4つのショップが主流です。
自作ではなく、すでにショップが組み立てたPCを「BTOパソコン」と言い、以下の4つのショップ全てで取り扱いがあります。
パーツを買って自作する
自分でパーツを揃えて、自作するのもおすすめです。
かなり勇気が要りますが、Youtubeで「ゲーミングPC 自作 組み立て方」などで検索すると、役立つ動画がたくさん出てきます。
せっかくなので、筆者のPCパーツをすべて挙げておきます。
- ケース・・・CoolerMaster NR200
- CPU・・・Ryzen 5 3500
- CPUファン・・・虎徹 Mark-II
- CPUグリス・・・AINEX JP-DX1
- グラボ・・・msi AERO ITX GTX1660SUPER
- メモリ・・・Crucial CT2K8G4DFS8266 (DDR4 8GB*2)
- マザボ・・・GIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFI
- 電源・・・CoolerMaster V650 SFX GOLD
中古で手に入れる
中古ゲーミングPCは、新品のものよりも圧倒的に安いので、出費を抑えたい場合は考えても良いかもしれません。
とはいっても、最新のパーツが搭載されていなかったり、パーツがどれだけ傷んでいるかわからないなど、不安もあります。
できれば新品を購入することをおすすめしますが、中古のゲーミングPCを購入するなら以下を気にして選んでみましょう。
- 壊れる可能性は新品より高いため、保証が長いショップから買おう
- CPUは「i3-8100F」かそれ以上
- <重要>グラボ(GPU・グラフィック)は「GTX 960」かそれ以上
ドスパラやパソコン工房にも中古ゲーミングPCはありますし、3年保証が付いているPC-WRAPというショップもあります。
まとめ
- ゲーミングPCはPS5より高性能で、遊べるゲームも多く、普通のPCとして使えるなどメリット満載。
- 高価なのが一番のデメリット。サイズが大きい、周辺機器も(こだわると)高いという点にも注意。
- ドスパラやツクモ、パソコン工房やFRONTIERというところで「BTOゲーミングPC」が買える!
- 自作という選択肢もあり。ケース等にこだわれるので個人的にはおすすめ